倉鉢徹のページ: 中国名将列伝
 

2008年07月11日

中国名将列伝

■どうにもわくわくしないのが「中国名将列伝」だ。

理由は簡単。私個人の好みが「春秋戦国」に片寄っているからだ。

複数の国の権謀術数が絡みあう世界と2大勢力が争う相覇戦の世界では前者が面白いとおもっていると、中華帝国の分裂と統一に絡む武将をメインに据えた「中国名将列伝」は好みではない。

■謝氏ならば、「謝玄」より「謝霊運」だ。劉氏の台頭を牽制し、東晋を生き延びさせた謝氏というよりも政治と漢詩で泳ぎわたりきれず、死を得た謝霊運というようなもの。
謝霊運は死を得、陶淵明は「私は一人の酔っぱらいに過ぎない」と生き延びたのちフェードアウト。時代は前者がやや後だが、東晋滅亡後の南朝の興亡時代という点ではほぼ同じ。

■最近の研究で「李淵」は「李世民」の傀儡ではなく、唐建国期には自分の判断で動いていたらしいとされている。
李世民の統治が長すぎて、彼を誉めるために父親の業績を削って、李世民の功績ということにしたらしい。
李淵の過ちは皇太子でない李世民の軍事力と政治力を大きく保ってしまったことらしい。


「中国名将列伝―起死回生の一策」来村多加史、学研新書

中国名将列伝―起死回生の一策 (学研新書 28)
学習研究社
2008-05

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posted by kurapat at 12:44| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東アジア史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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