倉鉢徹のページ: 書評-戦闘機―英独航空決戦
 

2009年06月02日

書評-戦闘機―英独航空決戦

■第2次世界大戦は海軍だけでなく陸・空軍も戦っている。

その前期の山場はバトル・オブ・ブリテンとされる。

「戦争は犯す過ちが少ないほうが勝利する」などと言われるが、腐海から発掘した「戦闘機―英独航空決戦〈下〉」によれば英独空軍いずれも過ちを犯し続けた。

■ドイツは落下増槽対応モデルBf109の投入が遅れて、海を越えて滞空する時間が短く、爆撃機の警護を十分に行えなかった。

英空軍はレーダーを生かした迎撃システムが未完成で、指揮官の間で戦術に対する見解が統一されていなかった。
結局後方にいて馬脚をあらわさなかった誤った戦術主張派がバトル・オブ・ブリテン後に派閥抗争で勝利。
前線で独空軍機を倒し続けた戦闘機軍団指揮官ダウディング大将は退役に追い込まれた。

人材を生かすべき総力戦で足の引っ張り会いとはすばらしい英国。ドイツもナチ内の序列争いで足を引っ張るのが常態と化していたから、どっちもどっちだが。

「バトル・オブ・ブリテン-Wikipedia」

「戦闘機―英独航空決戦〈上〉」レン・デイトン、ハヤカワ文庫NF
戦闘機―英独航空決戦〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)Len Deighton
早川書房
1998-08


「戦闘機―英独航空決戦〈下〉」レン・デイトン、ハヤカワ文庫NF
戦闘機―英独航空決戦〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)Len Deighton
早川書房
1998-08


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