倉鉢徹のページ: SFースタークエイク
 

2010年04月14日

SFースタークエイク


■アシモフの小説の登場人物にもされたフォワードは物理学者であると同時に自分の小説「竜の卵」を論文の参考文献にあげるようなお茶目な人物でもあった。

「スタークエイク」は「竜の卵」の続編。「星震にみまわれて崩壊したチーラ社会の再建」と「再建を手伝った代償に帰還する手段を失ったはずの人類の調査隊の救済」の物語。

前作から続いて、聖書などのパロディが見られ、異星人というにはあまりにも人間臭いチーラ達。

崩壊したチーラ社会をローマ帝国に見立てての蛮王アッティラとか。これが「竜の卵」に登場したモーゼ相当の系統の子孫だから呆れてしまう。
このモーゼ相当は人類のレーザ光が見えたが故に異端審問にさらされながらも、人類のレーザ光による情報を受け取る組織の設立に貢献。チーラ文明の隆盛をもたらすのは「竜の卵」に書かれている。

それでいて、家畜もチーラも源は中性子星「竜の卵」の植物で皆同じだからと、家畜も事故などで死んだ同胞も同じように食用に供される共食い社会でもあったりするのがチーラ社会。
それを野蛮と思うか、異星の倫理と割り切るか?

■フォワードには21世紀半ば頃の火星植民地を題材にした「火星の虹」
という作品がある。主人公は双子のアームストロング兄弟。
どう読んでもアポロ11号のアームストロング船長に因んだ命名にしか思えない設定だ。

「ロバート・L・フォワード-Wikipedia」



  • ロバート L.フォワード, 山高 昭
  • 発売日 : 1982/06
  • 出版社/メーカー : 早川書房
  • おすすめ度 : (5 reviews)
    5すごいの一言!!
    5名作です
    4特別な本・特別な時間
    5SFで歴史の流れを感じられるとは…
    5サイエンスとイマジネーションの融合


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posted by kurapat at 09:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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