倉鉢徹のページ: イタリア豪華客船座礁転覆報道を受けて
 

2012年01月24日

イタリア豪華客船座礁転覆報道を受けて


海外クルージングというか航海と言えば、多島海でも行かねば景色が単調になりがちであることは簡単に予想がつく。その点で太平洋は島に乏しくだだっ広いだけでクルージングの魅力を発揮できるエリアに乏しく思える。その点、多島海である地中海やらエーゲ海は魅力的だと思っていたときに先の伊客船座礁転覆事故のニュースが来た。

時事通信:
「船内の生存者2人救出=行方不明者40人、捜索続く−伊客船座礁」

http://www.jiji.com/jc/d4?p=isa114&d=d4_int
「イタリア豪華客船転覆事故 写真特集」

AFP:
「イタリア沖で客船座礁、3人死亡」2012年01月14日 14:55 発信地:ローマ/イタリア


座礁直後の写真掲載ブログ:
「イタリアの豪華客船が座礁・転覆・沈没」

これらの写真から見るに灯台のすぐ脇の砂洲に乗り上げる座礁後に避難が完了する前に浸水転覆と見える。何というか座礁は航路を間違えたと理解できるが、転覆の元になった浸水ってどういうことだろう?
水面下の部分の船体強度がどの程度のものであったのか興味深いこと。タンカーの場合、海洋汚染予防のため二重底が義務化されて、老朽船の廃船化が進んでいたように記憶しているが、客船の場合は船体に関してそんな義務があるのやら?

ということで調べたら出てきたのが、休止中の「藤原雄一郎のクルーズワールド」の記事。

藤原雄一郎のクルーズワールド:
「2007-11-28 南極で客船エクスプローラーが沈没」
客船は積荷のない空っぽの船並の扱いだから、浸水の影響を心配する必要度はタンカーよりも軽いので二重底は採用されにくいとか。
そうは言っても、今回みたいにあっけなく浸水転覆されたら、「豪華客船って言っても、載せてる箱物が豪華なだけで船としてはどうよ?」ということになってしまう。

救出当局:
「イタリア沿岸警備隊-Wikipedia」
イタリア沿岸警備隊は救難のみの組織であり、海上警察権を有しないとか。領海および経済水域の海上警察権において専任組織コーストガードを置くことは未だ国際常識ではないってことか?太平洋や東南アジア諸国にコーストガードを設置することは、日本の援助や海上保安庁の支援の下で進行中。
軍隊が出張る前に国境警備組織レベルで緊張をコントロールしようという動き。

■事故そのものはいかにも駄目なイタリア人丸出しの船長の指揮の問題が事故を起こしたとはいえる。
1/22時点:
「イタリア豪華客船転覆事故 写真特集」

転覆船の製造元を調べると「コスタ・コンコルディア号」はイタリア・フィンカンティエリ社セストリ・ポネンテ造船所の産ということ。
「輸出船市場調査研究報告書 エリア16(イタリア・スペイン・ポルトガル)」より
Genova−Sestri造船所
(建造設備) ドライドック 3基(最大長さ285m×幅42m)
(建造能力) 最大14万DWT型船

「コスタ・コンコルディア-Wikipedia」

「フィンカンティエリ社-Wikipedia」

イタリア産自動車のトラブルなどから「イタリア産品は工芸品であって工業製品ではない」とかいう批評もあるぐらいだから、座礁で大きく損傷した船底を見せられると「技術的にこの造船所はどうよ?」という気分にさせられる。

  • 発売日 : 2009/11/18
  • 出版社/メーカー : 海人社


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