倉鉢徹のページ: 装軌車両ヴェズジェホート
 

2012年06月17日

装軌車両ヴェズジェホート


「魔境の女王陛下」で「アチャ!」と思ったというか、「またやったか田中芳樹!」ということがある。いい加減なミリタリー描写は怪我の元という話。

田中芳樹はシベリア踏破には必要だろうと歩兵戦闘車(装輪式)を登場させたが、シベリアというか北極圏辺りでは民生用装軌車両がソ連崩壊前の1980年代には既に使われていた。道なき道を踏みしめながら行き、浅い川は無限軌道でガサガサと渡るそんな車両。

かつての「NHK特集」だか「NHKスペシャル」で、東シベリアの北極圏取材の際に登場したその車両の名を「ベズジェホート」と耳で記憶していた。

ググると、
「ロシア軍、戦車を現在の10分の1に削減【誤訳?】」
汎用装軌車MT-LBベースの通称「ヴェズジェホート」

MT-LB
「MT-LB装甲輸送・牽引車」
ヴァリエーションとしては、寒冷積雪地および沼地踏破用の超幅広履帯を備えたMT-LBVがある

概略:
MT-LBV はMT-LBの低圧トラック版。軌道幅 565 ミリメートルで接地圧0.27 kgf/cm. (26 kPa) 。 BMP またはBTR などの装輪車両の代りに極寒地帯で使用される装軌車両。通称「ヴェズジェホート」

というように荒地踏破は装輪ではなく、装軌車両でなくてはならない。装輪車両で木をなぎ倒しながら走るなんて無理。すぐに腹がつかえて動かなくなる。
装輪車両はデコボコ道でも走れる車両であって、道なき荒野を走る車両ではない。

まぁ「90式戦車は河原の岩で底が裂ける」などというデタラメを「創竜伝」で書いた田中芳樹らしいと言えばらしい。でも作家秘書日記とある作家秘書の日常を書いている安達氏はミリタリー図版を書いたこともあるんだから、彼に聞けばこんな恥を晒さなくて済んだものを。
知識が乏しいと自覚すれば、リサーチャーに頼めばいいだけのこと。




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posted by kurapat at 10:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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