倉鉢徹のページ: 中国軍の本当の実力
 

2007年06月18日

中国軍の本当の実力

■「中国軍の本当の実力」は2006年5月に書店に並び、静かに消えた本。

人民解放軍の今現在の軍事力を冷静に分析。

■歩兵中心の前近代的軍隊から、兵員を削減して装備の近代化を進めている最中。空軍力は古い機体が多いものの台湾を睨む対岸を中心にロシア製の新鋭機に更新しつつあり、台湾側の質的優位は揺らぎつつある。今現在すぐに通常兵器で日本の脅威とはいえないが、将来のことを考えて日本側の装備の西南諸島・九州シフトなどを考えておくべきという方向性を示している。

さらに台湾の政治的曖昧さを指摘。独立国とも一国二制度とも態度をはっきりさせず、曖昧なままの状況がず〜ッと続けばいいと過半数が考えている。いずれは、旗色を鮮明にしなくてはならないだろう、など。

同じ頃出て、危機を煽る平松氏の本の陰に隠れるくらい地味な本なのが不幸であった。声の大きいほうが勝つ、というあたりまえのことだけど悲しい現実。

岡田英弘氏の論法では「外交も含めて中国では全てが内政問題」つまり権力闘争の材料に過ぎない、とか。つまり中国の軍人で強硬論を唱える人が大きく報道される場合、その対立勢力(例えば慎重派)を失脚させる動きが裏にあるという解釈が成り立つ。失脚したくないから、強硬派に擦り寄るなど。


「中国軍の本当の実力」阿部純一 、ビジネス社 (2006/05)
中国軍の本当の実力阿部 純一
ビジネス社
2006-05

「中国、核ミサイルの標的」平松茂雄、角川oneテーマ新書
中国、核ミサイルの標的 (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21)
角川グループパブリッシング
2006-03-10

「中国は日本を併合する」平松茂雄、講談社インターナショナル
中国は日本を併合する
講談社インターナショナル
2006-02

「中国は日本を奪い尽くす」平松茂雄、PHP研究所
中国は日本を奪い尽くす
PHP研究所
2007-02-24

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posted by kurapat at 02:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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